【僕は完璧じゃない。だから夢を叶えられた。】

ー『結局全ては自分次第』2話ー

 

帰国後、僕は高校3年生になっていた。

 

大学受験の時期。

 

『どうせ4年間、時間とお金を投資するなら、絶対に行きたいところに行きたい!』

 

そう思い、

ベトナム語が伸ばせるところ。

・ダンスが伸ばせるところ。

・グローバルなところ。

 

この3つに条件を絞り、調べていたところ、

 

日本で一番グローバルな大学である立命館アジア太平洋大学を知った。

 

ここは世界80カ国以上から学生が来ており、

ベトナム人も200人以上

外国人とエンターテイメントショーを作るマルチカルチュラルウィークというイベントがあること、

世界中に友達ができるということから、

 

ここに決めた。

 

そして2回試験に落ちるも、なんとか合格することができ、入学が決まった。

 

 

しかし、僕の目的は『世界中で活躍するエンターテイナーになる』ことだ。

 

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大学に入ることがゴールではない。 

これはあくまで手段なのだ。

 

 

僕はこのとき、こう考えていた。

 

大学で、人脈を広げ、たくさん挑戦し、スキルを伸ばす。

 

そして、世界に飛び出し、

世界中で活動する→海外で注目される→いずれ日本に注目される→国内外で活躍する。

 

というように、世界で活躍することで、日本でも注目されるという考えだった。

 

日本で活動しても、世界には注目されない。

 

だから最初から海外で活動しようと考えていた。

 

しかし、皆さんもご存知の通り、

 

大学生は"お金”がない。

・"時間”はあるように思えるが、単位を取らないと卒業はできないため、自由に作れるわけでもない。

・海外で最初からやっていけるほどの"人脈”も"スキル”もない。

・そもそも海外にあまり賛成派ではない"家族”がいる。

 

何かを達成したいと思う時には、必ず壁が存在する

 

"だからこそ” これらの壁を "どうやって”乗り越えていくかを考えた。

 

まずは"お金”だ。

 

僕は"賞金”が出るコンテストにひたすら出続けた。

 

・世界一周団体Tabippoのコンテストには二回出場し、ファイナリストまでいった。(WEB投票で自分のことを全国にPR)

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・大学生 of the yearという全国からいろんな活動をしている大学生が競い合うプレゼンコンテストにファイナリストとして出場。

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・第10回ピースボートエッセイコンテストにて次点を受賞し、60万円以上の支援。

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文部科学省の行う留学プログラムに2つ参加し、奨学金をもらう。

 

・官民共同プロジェクトのトビタテ留学生として100万円以上の支援を頂き、アメリカにダンス留学し、フィリピンの孤児院でダンスを教える。

 

その他にも全国で活躍している方々が集まるG1カレッジや、

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世界的なエンターテイナーのオーディションを受けたり、バックダンサーとして活動したり、

 

それだけでは足りなかった場合は、派遣のバイトをして、親や祖父母に借金をした。

 

ただただ、がむしゃらに動いた。

 

 

 

そして、"時間”を確保するために、

 

 

親に説得をして、休学のお願いをした。

 

 

もちろん、反対された。

 

でも、

コンテストで成果を出したこと。

筋の通った行動

熱意

 

これらの理由で休学を許可してもらった。

 

 

これで、"お金” "時間” "親の反対”は解決した。

 

問題は、"世界で活躍していくためのスキル”だ。

 

でもスキルは行動していく中で自然と付いてくる。

 

完璧になって行動しても遅いし、むしろ"完璧”ってなに?

 

"自信”をつけるまでってどうやって?いつになったらつくの?

 

ひたすら練習するよりも、本番を何回も続けた方がつけられる。

 

 

そう思い、スキルはないけど、エンターテイナーとして行動を起こした。

 

それは得た賞金を自分の経験に、”自己投資”したのだ。

 

ひたすら海外を旅し、それをSNSで発信。

 

憧れの方々に随時メッセージや自分の活動や作品を送り、

 

人とたくさん出会い、多くの場所に足を運んで、

 

行動・挑戦・発信を徹底した。

 

 

その結果、

世界一周の夢を2度も叶え、大学生の間だけで64カ国100地域以上旅することができた。

 

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憧れの方々と共演を果たし、海外からもオファーをもらえるようになり、世界中の孤児院もまわることができた。(自己紹介の記事で詳しく書いてあります)

 

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こうして僕は多くの夢を叶えることができた。

 

 

 

 

"お金”や"経験”、"スキル”がないなら、それを"作る”しかない

 

僕はそれがなかったから、完璧じゃなかったけど、コンテストに挑戦し続けた。

 

全ては"”のために。

 

もちろん、最初は落ちまくった。

 

今だに何かのコンテストで一位を取ったことはない。

 

でも、なぜ落ちたのかを分析し、次成功するように、考え続けた。

 

 

1人じゃ答えが見つからなかったから、友達にもたくさん聞いた。

 

 

そして、最初は何もなかったけど、

"挑戦”することで、結果もついてきたし、"人脈”も増えていった。

 

 

そして僕はここで学んだ。

 

 

自信がない。お金もない。時間もない。

だからやらない。

 

それは本当にやりたいことなのだろうか?

 

そうではなく、

 

これらがないから、どうやってこれらの壁を越え、やりたいことを実現させていくかを考える。

 

 

もし自分が本当にやりたいことなら、すぐに諦めるのはもったいない。

 

せっかくやりたいことを見つけたのだから、挑戦しないともったいない。

 

 

もちろん、不安だ。1人でできるかもわからない。

 

 

そういう時は友達に相談したり、頼ればいい。

 

 

僕は完璧じゃない。1人じゃ何もできない。

 

臆病だし、すぐに自信もなくなる。

 

人に迷惑をかけたこともたくさんあるし、

 

言い訳をして行動しないこともある。

 

でも、こんな僕でも

 

応援してくれる人がいて、側にいてくれる友達がいたから、

 

夢を叶えることができた。

 

 

そう、全ては、

 

家族、祖父母、友達、応援してくれる方々がいたから、成し遂げることができた。

 

 

でもそれは、行動し、挑戦をしたからこそ、

応援してくれる人ができたのだ。

 

 

スキルや実績よりも、

 

想いや情熱の方が大切だ。

 

だからまずは、何もないし、完璧じゃないかもしれないけど、

 

やってみること!!

 

最初みんな何もできない。

 

でもどんどんやってみて、人はできるようになっていく。

 

最初から何でもできる人なんていない。

 

 

小さなことでいい。

何でもいいからやりたいことを口に出すこと。

 

そして、1つ1つ着実にこなしていくこと。

 

 

 

結局全ては自分次第なのだ。

 

 

 

最終話に続く。