皆さん、こんにちは！
旅する孤児院ダンサー、田中こうすけです！！
これまで世界68カ国200地域以上(2018/9)を渡航し、20カ国以上の学校や孤児院、ストリートでダンスを教えてきました。
累計1万人は超えています。
有名人との共演話もあるので、旅・子ども・エンターテイメントという視点から記事を書いて行きたいと思います！
子どもたちから学んだことについてもたくさん書いているので、是非読んでみてください
。
前回は『トビタテ留学に受かるまで』を書いたので、
今回は、『実際にトビタテ留学を通してダンス留学をした経験』について書いていきたいと思います！
《目次》
①留学前準備
②アメリカ／ダンス留学
③大きな挫折
④フィリピン/孤児院滞在
⑤LES WORLD／ミュージカルプロジェクト
⑥留学を振り返って
《留学前の準備》
合格通知が来てから、大学を通していろいろと手続きを開始します。
まず、事前研修というものに参加をしなければなりません。
そこで改めて、
自分の計画を見直したり、メンバー同士でお互いの計画をシェアしてモチベーションを上げたり、実績のある方の話を聞いて勉強したり。
また、留学前に友達ができたり、いろんな学びがあるので、とても有意義な時間を過ごすことができました。
事前研修の後は、留学準備金というものを大学を通してもらえるので、
そのお金で航空券や海外保険に申し込みをします。
僕の時は準備金として25万円頂きました。
内訳
①航空券:アメリカ8万円、フィリピン4万円
②海外保険:10万円〜13万円ほど。
結構ぎりぎりでした。笑
《アメリカ・ダンス留学》
ロサンゼルスでダンス留学をすることにしました。
ロサンゼルスは3年前に訪れていて、
エンターテイメントの学びにも、ダンスを学ぶ場所にも最適な場所だと思っていたので、ここを選びました。
基本トビタテは資金の援助なので、その他は全て自分でしなくてはなりません。
なので、住む場所も自分で探しました。
毎月16万円(アメリカ・ヨーロッパ圏)頂けるのですが、アメリカは物価が高いので節約する必要があります。
僕が住むことに決めたシェアハウスは、
毎月7万5千円ほどで、6人一部屋のドミトリー。
結構な金額払ってるのに、ドミトリーでした。
でもお陰で、いろんな人と出会うことができ、友達もたくさんできました！！！
食費は3万円で抑え、外食はあまりしませんでした。
ダンススクール代として毎月3万円。
後は自由に使えるお金で、2万円〜3万円ほど。
(その貯めたお金で観光しました！)
生活の内訳
・家賃 7万円5千円
・食費 3万円
・ダンススクール代 3万円
・交通費 1万円
・自由 2万円程
僕の場合、かなりギリギリの生活でした…
《ダンス留学》
ロサンゼルスにあるダンストップ校であるミレニアムダンスコンプレックスというところは、
ビヨンセやクリスブラウン、ジャスティンティンバーレイクなどのアーティストが通ったり、
大物アーティストのバックダンサーとして世界で活躍するダンサーが振付を教える場所で有名で、
世界中のダンサーたちが集まります。
《挫折》
なので、かなりレベルが高い指導で、僕はほとんど付いていけませんでした。
ここでかなりの挫折を味わいます。
・ダンスについていけない。
・ダンスが楽しめない。
・置いていかれる恐怖と不安。
・やはりダンサーとしての実力は低いのか。
・何のためにダンスをやってきたんだろう…
悩みに悩みを重ねた結果、
毎日3時間通ってましたが、1時間に減らし、
減らした時間で尊敬するダンサーのワークショップに行ったり、
〔憧れのダンサー LES TWINS〕
旅行をしたりして、気分を変え、いろんなエンターテイメントと触れ合うことにしました。
〔ラスベガスのナイトショー〕
〔グランドキャニオンへ〕
〔マイケルジャクソンの家の前でダンス〕
〔ハリウッドでストリートパフォーマンス〕
その結果、自分の考えが整理でき、
『僕が目指していたのはダンサーではなく、エンターテイナーだ。
ダンスを通して楽しさやメッセージを伝えられる人になるんだ。』
という結論になり、
そこからは
ダンススクールに1時間通いながら、
ストリートパフォーマンスをしたり、
いろんなエンターテイナーたちのパフォーマンスやワークショップ、ショーを観に行きました！
"この挫折を乗り越えて、自分自身と向き合い、自分のやりたいことを見つけた瞬間、凄い勢いで前進することができました。"
《フィリピン孤児院滞在》
アメリカでのダンス留学を終えた後、
フィリピンのミンダナオ島にある孤児院、ハウスオブジョイへ3ヶ月間滞在させて頂きました。
アジアやアフリカの場合、
トビタテからは毎月12万円頂くことができます。
ここの孤児院は2015年に1ヶ月間訪れていて、
ここのオーナーの方から、
『あるダンスが上手い少年にダンスを教えて、ダンスプロジェクトを行って欲しい。その動画を有料販売して、売れたお金はこの子が孤児院を卒業するから、その生活費と君の航空券に当てるよ。』
ということで、ダンサーとして初めて招かれ、18歳の少年にダンスを教え、みんなで(子どもたちやオーナーの方、僕の友人など) ダンスプロジェクトを成功させた経験があったんです。
〔18歳の少年ロジャー〕
そんな僕たちの姿を見ていたある10歳の少年が、
『僕もダンスプロジェクトやりたい！』と言ってくれて、今回第2弾のダンスプロジェクトということで、ハウスオブジョイへ滞在することになったんです。
その時の活動が、18歳の少年だけでなく、他の子どもたちに影響を与え、10歳の子どももやりたいと言ってくれたのが、とても嬉しかったです。
〔10歳の少年ジェイエム〕
ということで、3ヶ月間滞在させてもらったのですが、
最初生活に慣れるのが大変で、全然調子が出ませんでした。
フィリピンに来て1ヶ月の間に2回も高熱が出て、
言葉も現地語なので、なかなか意思疎通ができないし、
ゴキブリ大嫌いなので、大量に毎晩出てくるゴキブリに精神崩壊しそうになったり、
なかなか苦しい闘いがありました。笑
しかし、生活がやっと慣れてきて、
ハウスオブジョイで共に働いていたボランティアスタッフたちの助けもあり、何とか乗り越えることができ、
ダンスプロジェクトを成功させることができました。
《LES WORLDについて/ミュージカル》
しかし、満足のいかなかった僕は、
2017年4月に僕と相棒で創設した任意団体LES WORLDの仲間に連絡をします。
↓LES WORLDについてはこちらから↓
『もっと子どもたちの可能性を伸ばせる方法があるはずなんだ』
何度も電話ミーティングをした結果、
『ミュージカルをやろう！！』ということになり、
クラウドファンディングをやり、(200%達成)
仲間たちを招き、アート、音楽、演劇、ダンスの全分野が揃っているミュージカルのワークショップを2週間弱子どもたちに教え、
『自分を信じる大切さ』を伝えることができました。
〔ミュージカル風景〕
〔ミュージカル風景②〕
〔ミュージカル風景③〕
半年以上経った今でも子どもたちは、その時に作った歌を歌い、踊りを踊っています。
ミュージカル当日も、子どもたちの親が来たり、村人が50人弱も集まり、大成功しました。
僕たちが理念として挙げている、
『世界中の子どもたちが自分の可能性を信じられる社会に』
第一歩進んだ気がしました。
《留学を振り返って》
実際この半年の留学を振り返って、かなり大変なこともありましたが、本当に挑戦してよかったなと感じました。
〔得たこと〕
・挫折の経験を味わえたこと。
・自分自身と向き合い、自分が何をしたいのか分かったこと。
・挫折を乗り越え、いろんなことに挑戦・行動できたこと。
・いろんな繋がりができ、いろんな学びがあったこと。
・この留学が今の自分の人生に大きく影響していること。
・トビタテの人たちとたくさん繋がれたこと。
留学することによって、いろんな壁とぶつかると思うんです。
言語が通じないなとか。
文化がこんなに違うのかとか。
生活大変だなとか。
ホームシックになるとか。
なかなかうまくいかないとか。
そんな苦しい体験をできるのが、留学の良さだと思うんです。
だって、日本にいたらそんな経験しなくても生きていけるから。
こういう経験をたくさんすることで、成長できると思いますし、もっと視野が広がって、いろんなことに挑戦しようって思えるかもしれないですし。
そして辛くなったら、このトビタテコミュニティの人たちと出会えばいいと思うんです。
そういう意味でトビタテは資金の援助だけでなく、仲間との出会いもたくさん作ってくれるので、
留学をするならトビタテ留学をオススメします！！
長々と読んで下さり、ありがとうございました！！
是非挑戦してみてくださいね！！
他にもたくさん記事が書いてあるので、そちらも是非参照してみてくださいね！！
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