2020年12月3日を持ちまして、3年間活動していたNPO法人LES WORLDを辞めることになりました。
2017年。株式会社Tabippoが行った世界一周コンテストで大地と出会い、お互い世界一周の話をして、世界一周中に出会った子どもたちの話をして、盛り上がりました。
そこで僕が、『エンターテイメントなら何か変えられるかもしれない』と言ったことで、大地と分かり合い、
1ヶ月後、『起業しない?』という連絡がきました。
その頃の僕は奨学金があり、どうしても就活をしないと生きていけないと思い、就活をしては落ちまくるという経験をしていて、
その僕の姿を大地はずっと側で見てくれていました。
そして、
『俺が奨学金の半分払うから一緒に頑張ろう』と言ってくれて、
『こんなに僕のことを必要としてくれて、信じてくれてる人いるんだ!こいつとならなんでもできる』という確信と感動があって、LES WORLDが結成しました。
それから数ヶ月後にはアーティストかずと、ミュージシャンあなごんが入り、4人で切磋琢磨して、夢を叶えまくってきました。
フィリピン、カンボジア、そしてモザンビークと、いろんな孤児院で活動させてもらい、世界中の子どもたちの笑顔をたくさんみんなで見てきました。
無人島もみんなで行ったディズニーも、本当に楽しくて、4人の思い出を語れば語り尽くせないくらい、たくさんの思い出があります。
そんな中、僕にはずっと違和感がありました。
僕が見たい景色は本当にこれなんだろうか。
LES WORLDのみんなは大好きだし、心の底から信じてくれていて、応援もしてくれて。
本当にLES WORLDがなければ、今の僕はいません。
だけど、僕が見たい景色とみんなが見たい景色が違っていたんです。
3年も経てば、目指す場所も変わってきて、
LES WORLDの夢は
僕がやりたい事ではないと感じるようになりました。
なので、どこか頑張れない自分がいて、
どこか無理してる自分がいて。
見たい景色が違うのに、俺はなんのために頑張ってるんだろうと思う日々が続いていました。
この日々が続くと、メンバーたちに迷惑を掛ける続けるし、自分を嫌いになってしまう。
みんなのことは大好きだし、
応援してくれてるキャストたち、LES WORLDを通して知った人たちも大好きだけど、
"自分の人生に嘘はつきたくない" と思い、
『方向性が違うんだ。見たい景色が違って、みんながやるプロジェクトに全力を注げないんだ。できない事も多すぎて、その度に辛くなるんだ。だから辞めたい』ってことを
説明させてもらいました。
凄く身勝手だと思っています。
毎月奨学金を振り込んでくれて、僕の好きを仕事にしてくれて、どこまでも信じてくれた大地。
こんなことになっても応援してるよって言ってくれたかずとあなごん。
この3人には本当に感謝してもしきれなくて、
それと同時に申し訳なさもすごくあって。
みんなにも
自分の感情だけでこんな決断をするのはどうなのかって思われると思いますし、
裏切られたと思われても仕方ないと思っています。
本当に申し訳ないと思います。
それでも僕が見たい夢を突き進むために、自分の人生に嘘をつきたくないという思いで、LES WORLDを抜けました。
もう彼らを頼ることも、彼らに甘えることもできません。
全て自分次第です。
覚悟を持って、自分の選んだ道を突き進みたいと思います。
これまでLES WORLDを応援してくれていた皆さん、そして大地、あなごん、かず。
本当にありがとうございました。