皆さん、こんにちは！
旅する孤児院ダンサー、田中こうすけです！
これまで世界68カ国200地域以上(2018/11)を渡航し、20カ国以上の学校や孤児院、ストリートでダンスを教えてきました。
累計1万人は超えています。
有名人との共演話もあるので、旅・子ども・エンターテイメントという視点から記事を書いて行きたいと思います！
子どもたちから学んだことについてもたくさん書いているので、是非読んでみてください
。
今回は、『マイケルジャクソンの振付師のバックダンサーとして横浜アリーナに立つという夢を叶えた話』について紹介していきたいと思います！
皆さん、あの伝説の映画を見たことがありますでしょうか？？
その名も、、、
この映画を見て、マイケルジャクソンのダンスに憧れ、独学でダンスを始めたんです。
つまり、これがダンスを始めるきっかけになったわけです。
その映画のプロデューサーの一員であり、マイケルジャクソンの右腕だった振付師が、トラヴィスペインという方なんです。
もう、僕にとっては雲の上のような存在の人で、絶対に近づけない人でした。
実際2012年に、トラヴィスペイン&日本人スーパーダンサーのケントモリのバックダンサーオーディションがあったのですが、
落ちた経験が既にあったわけです。
なので、もう画面の中の人なんだろうなと思っていたのですが、
2015年9月。チャンスが訪れました。
マイケルジャクソンのトリビュートパフォーマンスを横浜スーパーアリーナでやることが決定したんです！
そこで、あのトラヴィスペインのバックダンサーを急遽募集し始めまして、、
もちろん、僕は応募しました！！！
『あの落ちたオーディションから３年も経ってるし、実績もあるからいけるだろう。』
そう思って、応募しました。
そして、オーディションが開始。
憧れのトラヴィスペインが目の前にいて緊張しましたが、彼が振り付けを教えてくれて、それを彼の前で披露するというテストで、何とかやり遂げました。
そして名前を呼ばれ、ソロダンスも披露できたんです。
しかし結果は、、、落選でした。
ソロダンスも披露したのに、結果は落選。。
『やっぱり才能ないのか、、、』
そう思いましたが、
でも、彼に出会うことができたし、それだけで幸せだったなと思い、諦めて帰ることにしました。
その時に撮った写真がこちらです。
そして翌日。
帰ってからも悔しすぎて涙を流したのですが、前に進もうと思い、改めてThis is itを見たんです。
すると、なぜか、
ステージでトラヴィスペインと一緒に僕が立っている想像ができてしまったんですね。
そう思った瞬間、親にお金を借りて飛び出しました。
そう、実はその日もオーディションが開催されてたんです！
諦めていたので、次受けることはしないと決めていたのですが、
想像できたんで、行くことにしたんです！
そして、なんとか時間に間に合い、
前回と同じように振り付けを教えてもらい、披露しました。
すると、次はなんと合格の通知が！！！！！
奇跡が起きた瞬間であり、夢が実現した瞬間でした！！！
彼のバックダンサーとして横浜アリーナに立つことが決定したんです！！！
↓その時撮ったのがこの写真↓
そしてそれから3日間、リハーサルが行われました。
憧れのトラヴィスペインから学ぶマイケルジャクソンのダンス。
もう感動でしかなかったです。
そして、リハーサルの間にも奇跡のような出来事が。
なんと！！！
トラヴィスペインと2人でマイケルジャクソンの話をすることができたんです！
というのも、僕は既に旅の経験から英語が話せていたので、ダンサーの中に英語を話す人も少なくて、彼と意思疎通ができたので、話を聞くことができたんですね。
そこで、僕はたくさん質問をしました。
『なぜマイケルは世界一のエンターテイナーになれたと思いますか？』
『マイケルはどんな人でしたか？？』
『マイケルは日本のことをどう思っていましたか？』
トラヴィスペインだからこそ知っていることをたくさん聞きました。
すると彼はこう言いました。
『マイケルは常に"感謝"を大切にする人だった。どんなものにも、どんな人にも、スタッフにも私にも。彼はそれを"愛"だと言い、リハーサルが終わると、みんなで手を繋ぎ、"I love you more"と言うんだ。』
『彼は日本のことが大好きで、特に日本人のホスピタリティには凄く感動していたよ。日本人のようにありたいとも言っていたね。』
『彼がどうして世界一になったのか。それは僕もこれといった答えを言えないけど、いつもファンのことを考え、自分の音楽とダンスに愛を込めて、常にストイックで、それを届けていたからだと思うよ。』
凄く貴重なお話を聞くことができたのと同時に、僕が想像する以上に素晴らしい人だったんだと確信に変わりました。
そしてリハーサルが終わり、当日。
横浜アリーナでのリハーサルが始まりました。
初めて見るステージ上からの客席。
数千人も入る大きな会場で踊るのは初めてだったので、自分が本当にそこにいるなんて信じられませんでした。
音も爆音で、演出では炎も出るし、煙も出て、自分がアイドルになったような錯覚まで覚えました。笑
そしてリハーサルが終わり、本番へ。
会場には父と弟が応援に来てくれました。
父も前日に、
『まさか自分の息子が横浜アリーナに立つことになるなんて思わなかったよ。』と言ってくれました。
そんな言葉もあり、最高のダンスを踊ろうと思い、全力で踊りました。
目の前に広がる無数の光。
そして鳴り響く歓声と喝采。
爆音で鳴り響くマイケルジャクソンの音楽。
音が自分の体全てに浸透して、ステージが始まった瞬間、
思わず、『すげえ…』と言ってしまいました。笑
そしてみんなで踊るスリラー！！
とにかくやばかったです。もうそれだけです。
あんなステージで、尊敬する人と、マイケルジャクソンを踊れたこと。ただただ幸せでした。
あの歓声、あの景色は絶対に忘れません。
そしてステージが終わり、みんなで記念撮影。
トラヴィスペインからもサイン入りのサングラスを頂き、
最後にハグをしてお別れをしました。
彼と出会えたこと、彼と踊れたこと。
本当に幸せでした。
また大きなステージで踊れるように、これからも突き進んでいきたいと思います。
ありがとうTravis Payne。ありがとうMichael Jackson。
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