皆さん、こんにちは!
旅する孤児院ダンサー、田中こうすけです!
これまで世界72カ国200地域以上(2019/7)を渡航し、20カ国以上の学校や孤児院、ストリートでダンスを教えてきました。
累計1万人を超えました。
有名人との共演話もあるので、旅・子ども・エンターテイメントという視点から記事を書いて行きたいと思います!
子どもたちから学んだことについてもたくさん書いているので、是非読んでみてください
。
今回は、『シリア人の友人の兄が殺された話』について紹介していきたいと思います!
※ちなみにこの話は掲載の許可をもらっています。
先日、ツイッターの方で、この話を書いたところ、かなり反響があったので、改めて記事にしようと思い、ここに残そうと決めました。
投稿15時間で、300いいねと240近くのリツイートは僕のツイッター人生で一番の反響でした。
さて、本題に戻りますが、
僕は今レバノンにいまして、
最初の1週間はレバノン人の方の家でホームステイをさせてもらい、
現在は難民キャンプの中にあるシリア人の家庭でホームステイをさせてもらっています。
なので、僕の中ではシリア人が悪いとか、レバノン人が悪いとか、そういう考えは一切ないということ。
あくまで今ホームステイさせてもらっているシリア人の家族が経験したことをそのままここで伝えるということを、
承知の上でお読みください。
2016年。
5人兄弟で、7人家族のシリア人一家がレバノンの郊外で住んでいました。
長男、長女、次女、三女、次男という順番で、
特にこの長男の方はかなり優しく、みんなから愛されていた方だったそうです。
この長男にはレバノン人の彼女がいました。
約数年間付き合っていて、結婚する予定だったそうです。
しかし、彼女側の家族や親戚はそれを快く思っていませんでした。
「シリア人なんかと結婚するな!!」
それが彼女側の親戚の言い分でした。
それを彼女は無視し、長男の方と付き合いを続けていました。
しかし、、
事件は起こります。
長男と彼女さんが、ある場所で食事をしていた時のことでした。
食事が終わり、停めていた車に向かってる最中に、銃声が鳴り響きます。
その直後、長男は倒れこみました。
犯人は彼女の親戚だったそうです。
彼女はすぐに病院に連絡をして、長男は病院に運ばれました。
そして、長男の方の家族にもすぐに連絡し、家族も駆けつけました。
長男には意識があり、撃たれた箇所は肩だったので、命に別状はないだろうと彼女も家族も思っていました。
しかし、、、数時間後。
思いもよらない形で家族の元に長男の姿が現れます。
その直後、家族と彼女は崩れ落ちました。
遺体として現れたのです。
しかも撃たれた箇所は肩だけだったのに、手術された場所は足やお腹など、
撃たれた場所とは全く関係ない場所でした。
しかも!!!!!!!
臓器も無くなっていたんです!!!
家族は病院側に激怒しました。
なぜ長男がこんな形で現れたのか。
なぜ関係ない場所を手術したのか。
なぜ殺したのか。
しかし、病院側は明確な説明をせず、
「私たちは神が見ている中でそんなことはしない。そもそも彼はもともと傷だらけだったし、臓器もなかった」
などと、全く意味不明なことを言われたそうです。
そして、大きな男が現れ、家族や彼女にこう言いました。
「今すぐ長男との写真を消せ。」と。
家族たちは必死に抵抗しましたが、携帯を奪われ、長男との全ての写真と動画を消されたそうです。
しかもその携帯の中には、
まだ長男の方が意識があった姿や、肩しか撃たれてないという証拠映像や写真も残っていたそうです。
そう、彼らは証拠隠滅をしたのです。
防犯カメラの映像も消されていて、何も証拠という証拠は残っていないそうです。
この家族が僕にいったのは、
「兄はシリア人だったから殺された」と。
しかも長男の方は病院側に殺されたのに、
手術費用として100万円を請求されたそうです。
全く意味がわかりません。
警察にも行ったそうですが、
「うるさい、帰れ」と言われ、全く相手にされなかったそうです。
むしろ「そのことを黙ってろ」と言われたそうです。
現在、裁判に持ちかけているところですが、なかなか進展しないそうで、こんなにも年月が経ってしまったそうです。
そして、昨日。
僕は友人(次女)の旦那が、無理やり軍隊の方に連れて行かれるところを見ました。
長女も次女も取り乱して、旦那を軍隊から引っ張っていたのですが、
数十人係で長女と次女を抑え込み、旦那は留置所へと連れていかれました。
理由は、スピード違反だったからだそうです。
そもそもこの街にスピード違反なんてものはないのですが、
こんな理不尽な理由で多くのシリア人は捕まり、拷問を受けるそうです。
事実、僕が今住んでるこの難民キャンプ地区はレバノンの軍隊が仕切っており、
レバノン人がシリア人をなぜか敵視している現実がありました。
特にシリア人は被害者で、難民キャンプが破壊されたり、シリア人経営の店が破壊されたりしていますが、
彼らは一切捕まらず、無法地帯になっています。
昔、アメリカで黒人差別があり、地区が分けられていたのは、皆さんもご存知だと思いますが、
そんな状況がここで起きていました。
どんだけ叫んでも、何をしても、ここの権力には勝てず、ただ涙を流すしかない。
そんな光景を僕は昨日目撃しました。
この経緯があったからこそ、僕はその家族から兄が殺されたことを教えてもらいました。
彼らが僕にこのストーリーを話している時、そこにはまだ14歳の弟とお母さん、長女と次女がいたのですが、みんな泣きながら伝えてくれました。
ただでさえシリアでも戦争があり、故郷を捨てて彼らは必死に生きているのに、すごい仕打ちを受けている現実がありました。
まだこんなことが世界で起こっているのかと思うと、本当に信じられない気持ちですが、
以上が、実際に僕の友人が経験した出来事でした。
是非この記事を通して、
世界で起こっている問題について考えるきっかけになったらと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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