【借金があるから仕事を辞めた。】

ー『結局全ては自分次第』 最終話ー

多くの人はこう語る。

『好きなことをして生きることができる人は一握りだ。』

確かにそうかもしれない。

多くの人はやりたいことで生きると決めて、実際に行動する 。

そしてその時に多くの壁に出会う。

そしてその大半は、諦めるのだ。

僕は高校と大学で、自分がやりたいと思っていたことをほとんど叶えることができた。

・世界一周を2度もし、60カ国以上訪れ、

・尊敬するエンターテイナーたちと出会い、共演し、

・孤児院でダンスを教えるという夢も叶えた

しかし、そんな多くの夢を叶えてきても、

不安があった。

僕には奨学金もあったし、親にも反対されていた。

『これまで好き勝手やりたいことやってきたんだから、もう就職してね。』

『ダンスだけじゃ食べていけないんだから。』

『借金もあるから、ちゃんと就職してね。』

その言葉が僕を苦しめた。

確かに僕は、旅やダンス、孤児院で教えることでお金を稼いでいないし、

親を説得できるものもなかった。

だから、就活をした。

何社も受けて、落ちまくった。

社会から必要とされていない気分になったし、

なぜこんなことをしないといけないのか。

僕は生きるために就活をしているのか？

好きなことで生きてはいけないのか？

そして自暴自棄になった。

就活というものから逃げ、海外を放浪した。

『僕がやりたいことはなんなのか。』

答えを探すために、アメリカでダンス留学をし、世界中を旅し、孤児院に長期滞在してボランティアをしてみた。

これまで自分が軸としていた、

『子ども』、『旅』、『ダンス』ともう一度真剣に向き合った。

そして気づいた。

僕の幸せはここにあると。

『世界中の子どもたちと一緒に踊ること』

これが僕のやりたいことだった。

孤児院の子どもたちが、自分らしく生きてほしい。

これが僕の今の夢であり、希望だ。

そして、

僕自身も自分らしく、幸せに生きていきたい。

答えは見つかった。

しかし、お金は稼げていない。

どうやって好きなことで稼いでいけるのか。

そこだけは答えが見つからなかった。

そして日本に帰国し、気づいたら僕は、

会社で働いていた。

仕事は有難いことに、好きなダンスを使った仕事だった。

しかし、会社の中で見た"社内いじめ”

昔のトラウマが蘇った。

次は自分かもしれないと思った。

そして"みんなに合わせる”という教え。

どうしても馴染めなかった。

そこで働き始めて1ヶ月。

毎日起きるのが辛かった。

電車に揺られ、

『自分の人生はこんなんじゃない』と考えていた。

でも、どうやっても抜け出せない。

辞めたら生活できない。

お金も入ってこない。

そんな不安や恐怖が毎晩襲った。

でも僕は諦めていなかった。

絶対に抜け出せる方法があるはず。

そう思いながら、とにかくいろんな人と会った。

自分の好きなことで生きている人たちだ。

・旅人として生きている人。

・エンターテイナーとして生きている人。

・ブロガーとして生きている人。

・YouTuberとして生きている人。

・起業している人。

みんな自分の人生を謳歌していた。

これだ！と思った。

その日から、

僕はYouTubeを始め、ブログを始め、インスタグラムで経験をシェアし、多くの人にシェアをした。

そして収入はなかったけど、

やりたいことをやるために、

やりたくないことをやめるという軸を決め、

パフォーマンスの仕事を辞めてきた。

そうすると、

自分のやりたいことに集中ができ、

それを毎日シェアすることで、

いろんな人が僕の活動に興味を持ってくれて、

有難いことに、

全国いろんなところから講演の依頼やパフォーマンスの依頼がきた。

そして、

世界中の孤児院からも依頼がたくさんきた。

生きている実感がした。

自分という存在を必要としている。

だから僕も全力で向き合いたいと思った。

だから僕は、これから日本を離れ、世界を拠点に活動していく。

自分のため、そして世界中の孤児院の子どもたちのために、

世界中の孤児院でパフォーマンスしたり、ワークショップを通して、

『子どもたちが自分の可能性を信じ、自分らしく生きていく。』

お手伝いをしていきたいと考えている。

僕は、自分が過ごしている時間が、

苦で、嫌で、変えたいと思っていた。

一度の人生しかないのに、やりたくないことをやっている時間はない。

そして僕は自分を変えるために行動した。

・自分が好きなことで生きている人とたくさん出会った。

・自分がやりたくないことをやらないというルール。

・自分を見つめ直し、過去を振り返り、自分が何に一番お金と時間を掛けているか、分析する。

人は人。自分は自分。

人生一度きり。

後悔するのはもったいない。

必ず人生を謳歌する方法はある。

そう言い聞かせ、

僕は好きなことで生きていく。