皆さん、こんにちは！
旅する孤児院ダンサー、田中こうすけです！
これまで世界72カ国300都市以上(2019/12)を渡航し、20カ国以上の保育園、学校や孤児院、スラム街や難民キャンプでダンスを教えてきました。
累計1万人を超えました。
有名人との共演話だったり、
旅・子ども・エンターテイメントという視点から記事を書いて行きたいと思います！
今回は、『マレーシアの空港でパスポートを届けてくれた日本人』について紹介していきたいと思います！
12月29日。
インドネシアから日本に帰る帰路の最中に事件は起きた。
19:00ジャカルタ発マレーシア行きの飛行機に乗った僕は、
いつになっても出発しない飛行機にイライラしていた。
エアーアジアではよくあるが、遅延だったり、欠航だったり。
覚悟はしていたが、まさかまた来るとは思わなかった。
特に今回遅延だけは辞めて欲しかった理由として、
クアラルンプールから福岡行きの飛行機が23:45発で、ジャカルタからクアラルンプールに着くのが22:00予定だったので、
そもそもの乗り継ぎ時間がないのに、遅延したら、完全に飛行機を逃すことになるからだ。
そして、結局飛行機のエンジントラブルかなんかで、飛行機を変えざるを得なくなり、みんなで違う飛行機に乗り、
出発したのは予定時刻から1時間半遅れた後だった。
『もう終わった』と思い、諦めていた。
しかし、クアラルンプールに23:00に到着し、走れば間に合うとスタッフに言われ、
荷物検査まで走っていき、なんとかすぐに終え、ゲートに向かおうとしていた。
そう、僕はかなり焦っていた。
そして後ろから日本語で声をかけられた。
『あの！これ！！』
彼が手にしていたのは、なんと、、
僕のパスポートだった！！！
どうやら荷物検査の時に置き忘れていたようだ。
彼もジャカルタから飛行機に乗っていて、これから福岡に向かう予定だったようで、たまたま僕の後ろにいたのだ。
僕は彼に救われた。
そして一緒に走ってゲートまで行き、なんとか福岡行きの便に乗り、たわいのない話をした。
彼はまだ18歳で、インドネシアの大学に4年間通うみたいで、まだ1年目みたいだ。
まだまだ世界には、何かに全力で頑張っている若者がたくさんいる。
そんな彼と出会えて、僕は幸せだった。
パスポートを落としたからこその奇跡。
最後に記念撮影をして、
『また世界のどこかで会おう！』と、握手を交わし、別れたのであった。
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